店舗集客のための「ターゲティング」で唯一重要なこと

店舗集客設計士のヤマモトヒデユキです。
今回のテーマは「ターゲティングを行ううえで唯一重要なこと」について。

結論から先に言うと…
ターゲティングとは狙うこと。狙うこととは絞ること。
狙うことで振り向かせ、絞ることで行動に移させる。

つまり「絞らなければ誰にも売れない」ということを徹底的に理解することが重要です。

「セグメンテーション」で、
市場を同じような傾向を持つ顧客グループに分類すると、
次は「ターゲット」と呼ぶ、狙いをつけた顧客に絞っていくプロセスに移ります。

経営資源の乏しい個人商店などの小規模店舗であれば、
「一つの商品やサービス」を「一つのセグメント」に
投入するターゲティングが基本となります。

「ターゲティング」のポイントは主に4つ。

1.ビジネスが成立する規模であること
2.あなたの提供する商品やサービスが必要とされていること
3.自社の強みが競争上優位であること
4.顧客に接近できること

極端な例になりますが、絞りに絞り過ぎても、
そこに顧客が5人しかいなければビジネスを継続することは難しいでしょう。

また、言葉にすると当たり前のように思えるのですが、
競合が強すぎたり多すぎたりする市場に身を置いてしまい、
あなたの強みや提供する商品やサービスが、
ターゲットから選ばれる理由が見つからないというケースが非常に多く見られます。

「美味しいのにお客様の来ない飲食店」は世の中にたくさんありますが、
「美味しくないのにお客様の多い飲食店」も世の中にはたくさんあります。

マクドナルドより美味しいハンバーガー屋さんはたくさんありますが、
マクドナルドより儲けているハンバーガー屋さんはありません。

上記はすべて、
あなたの商品やサービスを必要とするターゲット選びが出来ているかどうかということと、
そのターゲットに接近して効果的なアプローチができているかどうかの違いです。

前述のとおり顧客が5人しかいなければ問題ですが、
小規模店舗にとってこれらの問題は、
ターゲットを「あと一絞り」することで解決するケースが多いものです。

次は、ターゲットにあなたのお店を強烈に印象付ける位置取りを行う
「あと一絞り」≒「ポジショニング」のプロセスに移るタイミングとなります。

絞らずに300円のフルーツを400円で売るか?
絞ることで800円のミックスジュースにして売るか?

つまらない言葉遊びではありますが、
絞ることによってビジネスが化けるケースはたくさんあります。

以上、参考になれば幸いです。

店舗集客コンサルタント ヤマモトヒデユキ

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