店舗集客で競争が避けられない時にすべきこと
店舗集客設計士のヤマモトヒデユキです。
今回のテーマは「店舗集客で競争が避けられないときにすべきこと」について。
結論から先に言うと…
圧倒的なブランド力を持つことが難しい小規模店舗こそ
ブランドを築くことが重要となります。
ただし1,000万人或いは100万人規模の市場に影響を与えるブランドではなく
1,000人でも500人でも100人でもいいのですが、
あなたの店が生き残るために必要な規模の市場に対して存在感を発揮すればよいのです。
基本的にはライバルと戦わず
狙ったターゲットに対して「NO.1」を目指すことが重要だと
ポジショニングに関する記事
でもお伝えしましたが、市場は常に変化するものなので
はじめは競争のないポジションをとったとしても
いつ競争相手が現れるかわかりませんし、
業界や地域によってはどうしても競争が避けられない場合もあります。
そんな時に、あなたの店がすべきことは下記の4つとなります。
1.競争相手の特定
2.競争相手の戦略の把握
3.あなたの店の戦略の見直し
4.ブランドの確立
まずは、競争相手を特定することですが…
あなたの店よりも強いのか弱いのか?
あなたの店の特徴と近いのか遠いのか?
あなたの店の業界にとって良い存在なのか悪い存在なのか?
やみくもに恐れるのではなく冷静に判断することが必要です。
次に競争相手との戦い方ですが…
あなたのお店に大きな資源があれば、
優れた商品性能やサービス、
様々なニーズを持つ顧客に対して様々な商品を用意する
フルライン戦略等による正面攻撃でも構いませんが、
あなたのお店が競争相手よりも弱いとするならば、
弱者の競争戦略をとる必要があります。
具体的な弱者の戦い方はケースバイケースのオーダーメイドになりますが
地域やセグメントを軸に直接の戦いを避けるマーケットを切り取ったり(側面攻撃)
特定の地域や特定の顧客に戦略的に断続的な大きな特典を提供したり(ゲリラ攻撃)
もう少しわかりやすくお伝えすると
新しいコンセプトの商品やサービスを開発したり
驚くほどコストパフォーマンスの高い商品やサービスを開発したり
独自の販売ルートを築いたり、
場合によっては戦略的な広告プロモーションで
あなたのお店より強い競争相手に対して優位に立てることもあります。
いずれにしろ強い意志をもって
考えて考えて考えぬけば、必ず「勝てる方法」は見つかるものです。
そして、あなたの店の戦略を必要に応じて軌道修正することが重要となります。
戦略は生き物なので成長する必要があり
その成長は「変化に対応」することにより唯一実現されます。
そうやって生まれた生き残るための戦略が
ブランド構築のための大きな柱となることが多いのです。
以上、参考になれば幸いです。
店舗集客コンサルタント ヤマモトヒデユキ